百万ドルの猫です。はじめまして。
記念すべき初投稿は、なぜに「百万ドルの猫」?という、
そもそもについて書きます。
今を遡ること数年前。
物語は、ある日の夕方。姉からのLINEから始まった。
「うちの給湯器の陰で、子猫が鳴いている。どうしよう、保護したいんだけど」って。
近所で買い物中だった私は、「すぐ行く」と返事をして駆け付けた。
姉の家に車を停めたら、姉は家のそばの用水路を覗き込んでいたの。
「どうしよう、あの子猫、さっきからお母さんを探していたのか、ウロウロしてここに落ちたみたい」と。
そこは2mも下の用水路。
この数日はお天気続きで、用水路には、ほぼ水はナシ。
私たち姉妹は、「助けなきゃ!」の一心で父に電話をした。
「頭につける懐中電灯と長靴、持ってきて!」と。
父はなんのこっちゃ、と思いつつも駆けつけてくれた。
そして姉はゴム長を履き、用水路に折りてか細い子猫の声を聞いたのだ。
「いたーーーーーーー!」
捕獲成功。用水路の上でバスタオルを広げて待ち構える私に子猫は手渡されたのだ。
ちっさーーーーーーい!震えてる!
それから父を家に帰し、姉妹は車で一時間の場所にある、夜間救急動物病院へ駆け込んだ。
幸い、けがもなく元気。ただ、胃袋の中に砂がたくさん😢。お腹すかせて、砂を食べていたんだって。胃の洗浄をしてもい、少し金額もサービスしてくれた。先生は、しきりに
「この子は飼いやすいよ~。いい子してるもん」と言っていた。
大丈夫だよ、先生。
私たち、ちゃんといい飼い主さんを見つけるからね。
連れ帰って、ワシワシと拭いてあげてミルクも上げたら、この子は見違えるほどの美しい美少女であったのだ。
ま、まぶしい。
かぐや姫もかくや?という麗しの瞳。
姉の家には、女王様のような気質の先住猫ちゃんがいるので、買うのは無理そう。その子を時々家で預かるので、うちでも飼えない。
その晩、ご飯を食べなかった先住猫さん。
彼女にしたら裏切られた気分だったかも。ごめんよーーー💦
「とにかく誰か里親を探そう」
リボンもして、撮影したよ。
友人知人に聞いたら、器量よしゆえ、名乗りを上げてくれる方が数名。
だけど皆さん、多頭飼いで、先住猫さんとうまくやれるかなー。心配だなー。
そんな中、灯台下暗し。
私の上司に世間話として話すと「うちで飼いましょうか?」と申し出てくれたの。
「猫か犬を飼いたいって、子供と奥さんとで話してた」んだそうな。
その当時、上司は単身赴任で、奥さん子供は博多にいた。
結局上司が、車で博多の家族の元へと連れて行ってくれたのよ。
なんて急展開。保護した翌々日のことでした。
旅立ちのとき。元気でね!
ああ、やっぱり美少女猫さん。眩しい✨✨✨
ちなみにその上司、まだ年若いのに、私はこんなにおおらかで器の大きい、豊かな恵まれた人をこれまでもこれからも、もう見ることはないでしょう、という人なので、この美少女猫ちゃんが彼の家族になるなら、心から安心なのだった。
それから数年の時が流れ、上司は転勤のたびに、今度は単身赴任ではなくご家族一緒に住み移っていった。
もちろんあの子も一緒。
ああ、やっぱり美しい・・・。
大阪、そして博多、さらにもう一度お引越し。
いまは終の棲家としてタワマンに暮らしているの。
本当によかったね!
それでね、結論は、ここまでの軌跡を思うとこの子は一気に階段を駆け上っていった、まさにシンデレラじゃない?っていうこと。
姉の家の外で震えていた子が、今は1億以上のタワマンに住むセレブ。
まさにMilliondollar、1億円以上の価値のある猫なのだ。
そして、すべての人が、今この瞬間、この子のようにMilliondollarの価値がある。
そして私にも、もちろん。
だから、名前は「百万ドルの猫」としたのです。
それが、「はじめに」とした理由。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
最後に。近影の写真を貰ったの。それがこちら。
だ、誰??
めちゃ育ってる。可愛いーーーー
大切にされて、可愛がられまくってる!!!!!本当に良かったね💛💛
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